顧客データ:飲食業(社員数 約600名)
システム:基幹ファイルサーバ
主要要件:拠点間サーバのレプリケーション/ランサムウェア対策
他社製サーバ/ソフトウェアを利用し、拠点間でレプリケーション行いながら基幹ファイルサーバを稼働されていたが、ライセンスコストの増加、機器老朽化に加えて、昨今のランサムウェア問題に対してEPP製品の導入に留まっていたので対策が必要であったため、弊社にリプレイスの提案をご依頼いただきました。
クラウドへの移行も検討されましたが、信頼性、機能性、そしてコスト面での優位性が評価され、Synology のラックマウントサーバが選定されました。
分単位の自動フェイルオーバーにより、ファイル共有サービス、ブロックストレージ、バックアップやその他のオフィスアプリケーションを常にオンラインに保ちます。ホットスワップ可能な2台の独立したコントローラーをアクティブ-パッシブ構成で動作させ、稼働の中断となる障害を防ぎます。
コントローラ数: | 2 |
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CPU: | Intel Xeon D-1541 ×1(コントローラ別) |
メモリ: | 64GB(コントローラ別) |
ストレージ: | 56TB HDD:8TBx9(NL-SAS、12Gb/s、7200rpm) RAID:6 |
LANポート: | 1G:2(コントローラ別) 10G:1(コントローラ別) |
保守: | 翌営業日以降オンサイト保守5年 |
コントローラ数: | 1 |
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CPU: | Intel Xeon D-1541 ×1 |
メモリ: | 64GB |
ストレージ: | 56TB HDD:8TBx9(SATA、6Gb/s、7200rpm) RAID:6 |
LANポート: | 1G:4 10G:2 |
保守: | 翌営業日以降オンサイト保守5年 |
東京には可用性の高いデュアルコントローラーモデルの「SA3400D」を、大阪には同等性能を持つシングルコントローラーモデルの「RS3621xs+」を配置します。
それぞれ50TBのストレージを搭載し、Snapshot Replicationによるリアルタイムのデータ保護で事業継続性を確保。
また、イミュータブルスナップショットによって、ランサムウェア攻撃時にもデータを確実に保護します。
数多くのバックアップ戦略に適している最先端のスナップショット技術で、ほぼリアルタイムのデータ保護を実現し、事業継続性を確保します。
Snapshot Replicationは、最新のBtrfsファイルシステムを活用して共有フォルダーおよびLUNのポイントインタイム コピーを作ります。これは他のSynology NASに複製することが可能で、データ損失や元データに対する予期せぬ変更が発生した際には即座に復元ができます。
Immutable Snapshot は WORM (Write Once, ReadMany) ベースのテクノロジーで、指定された期間内のデータの変更と削除を制限します。また、変更できないスナップショットを含む共有フォルダ、LUN、ボリューム、またはストレージ プールは削除できません。そのため、この機能により、データの改ざんや偶発的な操作から保護することができます。
既存のオンプレミスサーバに比べて、コスト削減を実現できたことに加え、機能性、管理性、セキュリティ対策が大幅に改善された点が高く評価されています。また、クラウド利用と比較してランニングコストがかからない点も、費用面および運用面でご評価いただいております。
特に、昨今の大きな課題であるランサムウェア問題に対して、適切な対策を講じられたことで、安心感が高まり、ビジネス成長に繋がっているとの評価も頂戴しております。
KSGでは、Synologyご購入前のご相談・ご提案から導入時の設定サービスまで エンタープライズ企業様向けにトータルサービスを提供しております。
又、導入後の保守対応もKSG独自のサポート体制で安心してご使用いただけます。詳しくは下記ボタンをクリックしてご確認ください。