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同時劣化というSSDの課題を独自技術で解決するSynology NAS 日本社会に不可欠なサービスの過酷な開発環境を下支えする

株式会社NTTデータ

導入前の課題

  • 汎用SSDによる費用対効果向上
  • SSDの同時劣化の回避
  • セットアップの省力化

導入システム

  • Flash Station FS3017 SSD:7.6TB×24本
  • RS815RP+(10TB ×4本)

導入メリット

  • 高い費用対効果の実現
  • SSD同時劣化の回避
  • ユーザビリティの向上
「SSDが同時に劣化するという課題は理解していましたが、実は半信半疑でした。実際に開発現場でこの障害が起きたとき、我々だけでは早期復旧は不可能です。KSGのサポートにより、危機を乗り越え、現在の安定運用につながっています」 ITサービス・ペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部 第二開発統括部 第三開発担当課長代理 萩野谷 聡氏
「過酷な使用状況にある開発環境のストレージは、ディスクの入れ替えからRAID構築の容易さが選択動機の大きなポイントです。 その点でSynologyのソフトウェア技術力を体験すると、ほかに選択肢はないですね」 NTTデータ・フィナンシャルコア 第四事業部 課長代理 吉澤 稔氏

情報技術でより豊かで、調和がとれた社会に貢献

株式会社NTTデータは、日本を代表するSIerの一社として、情報技術による社会全体の成長・継続に貢献している。その主要なサービスの一つに、金融機関や官公庁、一般企業を対象にした可用性の高いデータ通信システムがある。ITサービス・ペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部 第二開発統括部 第三開発担当 課長代理 萩野谷 聡氏のグループが運用を担うカード決済処理ネットワークCAFISもその一つだ。アクワイアラ、加盟店、金融機関と24時間・365日接続し、キャッシュレス決済の基盤として活用されるネットワークのトランザクションは1カ月で7億1千万件に及ぶ(2018年3月現在)。CAFISは国内のほぼすべてのカード会社・金融機関と2,000社以上の加盟店を中継しており、今日のキャッシュレス社会を下支えしている。

SSDの同時劣化により、RAID崩壊の危機に直面

3,000台のVMが稼働するCAFISは2016年12月、危機に直面していた。一定の書き込み回数を越えるとSSDの劣化は急速に進む。3年前に入れ替えたSSDの劣化がほぼ同時に発生したのだ。SSDを運用して、はじめてわかった課題だった。NTTデータ・フィナンシャルコア 第四事業部 課長代理 吉澤 稔氏は当時をこう振り返る。 「交換用SSDをかき集めてなんとか事なきを得ましたが、一時はRAID崩壊も危惧される状況でした。この経験は、当社がSSD運用を考える上での貴重な気づきにもつながっています」 同時期に萩野谷氏のグループは、社内エンジニアが利用する開発環境のストレージ増設を検討していた。600台のVMによる10万IOPS以上のアクセスに対応するにはSSDを採用するほかない。しかしその運用管理に、商用環境同様の労力を費やすのは避けたかった。こうした中、入替用SSDの手配に奔走したKSGから紹介されたのが、特定ドライブに優先的に書き込みを行い、SSDの同時劣化を回避するRAID F1に対応するSynology NASだった。 同社が開発環境用ストレージに求めたもう一つの条件は、汎用SSDが利用できることだった。 「HDDで1時間かかるコピーも、SSDなら15分で終えることができます。その効果を考えると、SSD以外の選択肢はないと考えています。SSDの単価低下もその追い風になっていますが、ベンダー指定SSDしか使えない場合、恩恵が得にくいという問題が生じます。汎用SSDが利用でき、唯一RAID F1に対応するSynology NASは大きな魅力でした」(萩野谷氏)
ご担当のお二人からは、Synology製品のクオリティにご満足いただいているほかにも、製品オーダーから実際に納品されるまでのスビート感や、圧倒的なコストパフォーマンスに高評価をいただいた。

洗練されたユーザビリティがセットアップ省力化に貢献

ソフトウェアでRAIDを行う点も、Synology NASを高く評価するポイントの一つだ。 「RAIDコントローラによる処理は、現時点ではSSDのデータ読み書き速度に対応しきれていないのが実情です。SSDのスペックを生かす上で、Synology NASが提供するソフトウェアRAIDは大きな意味を持ちます」(萩野谷氏) またコンシューマを前提にした洗練されたユーザビリティも同社は高く評価している。 「実は私、自宅でもSynology NASを利用しています。驚くことに、コンシューマ向け製品とエンタープライズ向け製品のユーザビリティは共通なんですね。製品に関する特別な知識がなくても感覚的な操作でセットアップできる点は助かりますね」(吉澤氏) 同社は、開発環境用ストレージ導入後、ファイルサーバとしてSynologyの 4ベイNASを10台導入している。管理者である吉澤氏のもとにはユーザからのクレームはまったく上がっていないという。まさにそれはコンシューマを前提としたユーザビリティの効果と言える。そして萩野谷氏と吉澤氏が口をそろえるのが、KSGのサポートの充実度だ。 「CAFISが危機に瀕したとき、迅速にSSDを手配してくれたのがKSGさんでした。Synology製品の情報提供も含め、大手企業にはないそのスピード感には常に助けられています」(萩野谷氏)
株式会社NTTデータ 事業内容:システムインテグレーション事業、ネットワークシステムサービス事業ほか 従業員数:11,263名(グループ全体118,006名/2018年3月末現在 http://www.nttdata.com/jp/

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