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国内メーカーのNASをSynology製品にリプレース 運用開始から6年経つがこれまで不具合は一度もない

立花証券株式会社

導入前の課題

  • 以前使用していたNASは、使いづらく不具合も起こっていた
  • いろいろなサーバーに分散してたデータを集約したかった

導入システム

  • Synology SA3200D ×1セット
  • RackStation RS820RP+×2セット (販売終了)
  • RackStation RS818RP+×2セット (販売終了)

導入メリット

  • NASの不具合の解消
  • 余裕あるストレージ運用
  • サーバー管理業務の効率化
「Synology製品の印象については“とにかく故障がない”の一言です。ストレージを含む コストと安定性のバランスが良いのも魅力ですね」 電算部 専任課長 村上 了太氏

お客様担当にはそれぞれ直通電話 注文やお問い合わせにスムーズに対応

 個別の日本株への投資は、値下がりのリスクはあるものの、値上がり益のほか、配当金、株主優待などが得られるといった魅力がある。東京都中央区に本店を置く立花証券は、個別日本株投資に特化し、この分野のアドバイスではどこにも負けないよう日々努力を続けている。情報発信も積極的に行い、60年以上にわたる伝統の投資情報紙『立花月報』をはじめ、『タチバナ・ウィークリー』『アナリストレポート』の発行や最近はテレビ・ラジオ出演での情報提供も行っている。 同社の営業活動の特長としては、注文やお問い合わせにスムーズに対応するため、お客様担当にはそれぞれ直通電話がある点。担当営業は、午前と午後の取引時間、お客様からの連絡があれば、すぐに対応できるように電話の前でスタンバイしているとのことだ。また、証券会社の一般的な営業担当は3年から4年程で変更するが、同社では原則として転勤等による担当者の変更はなく、長期にわたってお客様との信頼関係を維持したいと考えている。 立花証券の証券取引システムは、自社開発による自社運用を基本方針としている。同じ規模の証券会社が、SIerの開発したシステムを利用する流れのなかではかなり珍しいとのこと。 これはデジタル化し始めた早い段階からシステム開発を行い、長年運用してきた同社のノウハウであり、強みの部分でもある。もちろんクラウド対応を含め、新たなシステムへのリプレースは常に検討しており、業務の効率化やコストの比較、なによりもお客様の利便性を第一にシステム投資の方向性が決定されるとのことだ。

KSGの提案によりNASの課題を解決 用途に応じて買い足す形で順調に運用

 Synology製品の導入は、2018年5月にRackStation RS818RP+を導入、2020年2月にRackStation RS820RP+を導入している。これらの導入の経緯と、利用用途について、電算部専任課長の村上 了太氏は、こう話す。 「Synology製品の導入は、KSGさんにご提案いただいたのがきっかけです。以前は、安価な国内メーカーのものを使っていましたが、不具合があったり、バックアップを戻せなかったり、RAIDがうまくいかなかったりなど、使い勝手があまり良くあり ませんでした。メーカーやベンダーにお願いすればやってもらえますが、基本的にシステムの運用は自社で行っているので、管理者負担を減らす意味でも課題と感じていました。最初に導入したRS818RP+は、主にファイルサーバーとして利用して6年が経ちますが、一度も不具合はありません。RS818RP+には、AD(Active Directory)関連のファイルをHyperBackupを利用してバックアップしています。支店と本店を合わせて営業が使用しているクライアントPCを100台~150台ほど接続し、メールやローカルにP Cにダウンロードしてるデータをこちらにバックアップするのが主な用途です」 次に買い足す形で導入したRS820RP+は、同じくファイルサーバーとして使用するほかに、別の用途でも活用している。 「当社は電話営業を主力として、お客様とコミュニケーションしています。管理は別部署の担当になりますが、冗長性を高めるHA構成にして、お客様との通話録音のバックアップをRS820RP+で行っています。バックアップは、付属のSnapshot Replicationを活用することで、管理者の負担軽減になっています」 現在、RS818RP+ のリプレースを検討しており、OSのアップグレードを含むAD関連のファイルの移行およびバックアップは、インフラシステムを最適化するコンサルティングをKSGが行っている。
サーバールームは、立花証券の自社 ビルにある。自社システムをはじめ、 Synology製品はこちらで管理している。

Synology製品には壊れない安心感 コストと安定性のバランスも良い

 Synology SA3200Dは、機器のアップグレードを目指し、2022年10月に追加導入している。 「当社では、5年から7年分の顧客データや取引データを管理していますが、さまざまな場所にデータが分散管理されているという課題がありました。この課題を相談したところ、やはりSynology製品がおすすめだとアドバイスされました。容量的にもSA3200Dであれば、問題ないとの判断で導入を決定。KSGさんのサポートを得て運用しています」 Synology製品の印象については「とにかく故障がない」ことと村上専任課長は話す。 「あまり複雑な使い方をしていないからかもしれませんが、Synology製品を導入してから、これまでに記憶に残るようなトラブルはありません。一番のメリットというか、良かったなと思っている点は、やはり壊れないということです。管理運用する立場では、安定性は高ければ高いほど安心につながります。また、コストと安定性のバランスが良いというも助かっています」 価格や用途に応じてさまざまな製品ラインナップをそろえるSynology製品は、今回の最適解のようだ。
立花証券株式会社 事業内容:金融商品取引業 従業員数:455名(2023年3月現在) https://www.1ban.co.jp/

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