拡張可能なHA構成ファイルサーバ

RS4021xs+と"Synology High Availability"で構築する 高可用性システム

導入経緯

顧客データ:国立病院(社員数 約700名)

システム:ファイルサーバ

主要要件:拡張が可能で、システム障害時にもサービスを継続できる高可用性システムであること

機密データ保護のため、クラウドを利用しない高可用性かつ大容量のオンプレミスファイルサーバの提案をご依頼いただきました。

  • ITスペシャリストでなくても運用可能な簡単な操作性であること
  • システムは二重化され、常に安定したデータアクセスを保証する高可用性があること

またストレージ容量は500TBになり、初年度250TBを導入、2年目に残りの250TBを段階的に拡張できることも要件のひとつとなりました。

システム要件

高可用性

障害発生時にも継続して利用できること

拡張可能

ダウンタイム無くスムーズに拡張できること

運用管理が容易

直感的なインターフェースで専門知識がなくても容易に操作できること

設定機種

RS4021xs+

RS4021xs+は、ミッションクリティカルなデータを常に利用できることを確保し、災害に直面してもビジネスに最高の結果をもたらします。

納品仕様

CPU:Intel Xeon D-1541
メモリ:64 GB (16 GB x 4)
ストレージ:288TB(実効容量:252TB)
HDD:18TB x 16(SATA 6 Gb/s、7200rpm)
RAID:6
LANポート:1G:4
10G:2
保守:翌営業日以降オンサイト保守5年
拡張ユニット:

RX1217​RP

冗長電源の Synology RackStation 専用拡張ユニット

納品仕様

ストレージ:

ユニット①
HDD:18TB x 12(SATA 6 Gb/s、7200rpm)

ユニット②
HDD:18TB x 5(SATA 6 Gb/s、7200rpm)

保守:翌営業日以降オンサイト保守5年

システム構成

サーバには 積載容量が高いRS4021xs+ を選定し、初年度に2台導入。Synology High Availability (HA) 構成で、障害発生時にも強いシステムを構築した。

2年目には、拡張ユニット RX1217RP を各RS4021xs+に2台ずつ増設し、ストレージ容量を2倍に拡張した。

同一モデルのSynology NAS※1 を組み合わせ、High Availabilityクラスタを構成

※1 … Synology High Availability に対応している必要があります

リアルタイムの保護

すべてのリクエストを処理するアクティブサーバーから待機するパッシブサーバーにリアルタイムでデータを同期して、ほぼ瞬時の目標復旧時点 (RPO) を達成します。

分単位のフェイルオーバー

障害が発生した場合、すべてのデータとサービスを自動的にパッシブサーバーにフェイルオーバーして、最短の目標復旧時間 (RTO) で業務を復旧させます。

お客様からの評価

災害時やシステム障害発生時の業務継続は、病院にとって最重要課題の一つです。この高可用性ファイルサーバは、万が一の事態にも迅速に対応できる仕組みが備わっているため、非常に安心感があります。

また、大容量の医療データを扱う際も、パフォーマンスが落ちることなく快適に利用できています。これにより、スタッフのストレスも減り、業務効率の向上にも繋がっていると感じています。

段階的な導入により予算の分散も実現でき、総合的に見ても費用対効果が高く、とても満足のいくシステムになりました。

私たちはSynology 国内唯一のエンタープライズパートナーです

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