
導入経緯
顧客データ:製造業(社員数 約700名)
システム:ファイルサーバー
主要要件:拠点間の相互バックアップ
他社製オンプレミスファイルサーバーの保守満了に伴い、リプレイスの提案をご依頼いただきました。
お客様側でクラウドへの移行も検討されましたが、信頼性、機能性、そしてコスト面での優位性が評価され、Synology のラックマウントサーバーが選定されました。
システム要件

拠点間の相互バックアップ
東京・福島の2拠点でスムーズな相互バックアップが可能なこと
柔軟な拡張性
データ増加に合わせて、稼働中でもスムーズに拡張可能なこと
高い信頼性
悪意のある攻撃を受けた際でも、データを保護し、サービスの可用性を維持すること
設定機種
SA3410

SA3410 はオンデマンドで柔軟に拡張できるよう設計され、拡張すると最大で1.7 PBのストレージを提供します。企業のデータセンターやスタジオ、成長中の企業において、速度と性能の両者を兼ね備えながら大量のデータを保存することができます。
仕様詳細
コントローラ数: | 1 |
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CPU: | Intel Xeon D-1541 |
メモリ: | 64GB(16GB×4) |
ベイ数: | 12 HDD:20TB*8(RAID6実行容量約104.4TB/8割考慮83.5TB) NL-SASキャッシュ:1.92TB*2 (RAID1時 約1.67TB) |
LANポート: | 1G:4 10G:2 |
保守: | 翌営業日以降オンサイト保守5年 |
システム構成
東京の本社と福島の工場の二つ拠点にそれぞれSynology SA3410を2台ずつ設置し、障害時にも強いHA構成(Synology High Availability)でシステム構築を行い、拠点間の相互バックアップは、Synology「Hyper Backup」で構成しています。
高信頼性のアーキテクチャ
Synology High Availability (SHA) 対応のSynology NAS同一モデル2台を組み合わせ、High Availabilityクラスタを構成します。
リアルタイムの保護
すべてのリクエストを処理するアクティブサーバーから待機するパッシブサーバーにリアルタイムでデータを同期して、ほぼ瞬時の目標復旧時点 (RPO) を達成します。
分単位のフェイルオーバー
障害が発生した場合、すべてのデータとサービスを自動的にパッシブサーバーにフェイルオーバーして、最短の目標復旧時間 (RTO) で業務を復旧させます。
お客様からの評価
既存システム導入時の費用よりも安価に構築できたこと、またクラウド利用にくらべランニングコストがかからないことなどの費用面で高く評価されています。
機能性・安定性も高く、システムエンジニアの管理に関わる負担軽減にもつながり、働き方改革の推進にも貢献しています。
私たちはSynology 国内唯一のエンタープライズパートナーです
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