今回は、Synologyで利用可能なプロトコルについて記載します。
Synologyでは、SMB、NFS、AFP、iSCSIなどのプロトコルが利用可能です。
まずは、一番利用されるケースが多いSMBについてです。
Synologyでは、利用するSMBのバージョンを指定可能です。2022年2月現在、SynologyのOSであるDSMでは、SMB2.0~3.0の利用を前提にデフォルトのバージョン設定がされています。SMBバージョンの利用範囲については、Synologyの管理画面から、コントロールパネル→ファイルサービスにて変更可能です。
SMB1.0については、Microsoftのサポート対象から外れたことにより、デフォルトでは利用できない設定になっています。
しかしながら、イメージスキャン系のデバイスを利用されているケースなどでは、SMB1.0が利用されていることもあり、SMB1.0の需要が完全には無くなっていないのが現状です。
SMB1.0のみをサポートするスキャンデバイスからのデータ保存をSynologyに実施される場合には、Synologyの管理画面から、コントロールパネル→ファイルサービスを開き、最低SMBバージョンを1.0に変更し、対処をお願い致します。