DSM7.1リリース
4月下旬、SynologyのOSであるDiskStation Managerがアップデートし、V. 7.1がリリースされました。
DMS7.1は、下記の点での改善がされています。
- より大規模なシステムのための機能向上
- ファイル共有オプションの改善 ・より直感的な管理
- 主要なパッケージのアップデート
- 監視と保護
NAS全体を保護するDSMのフルバックアップ
Active Backup for Businessを使って、Synology DSMのすべての構成、アプリケーション、データを1台のSynology NASから別のSynology NASに効率的にバックアップして復元することができます。
ストレージ サーバーの強化
SSDキャッシュの実装が改良され、SMBファイル サーバーへのアクセスをシンプルにする新しいオプションにより、ファイル共有がより簡単に、より速く、より効率的に行えます。
向上したVMMストレージ性能
ストレージのQuality of Service (QoS) により、IOPSを自動的にバランスさせたり、最小値/最大値を設定することで、重要なVMのパフォーマンスをより早く、より安定させます。
Hybrid Shareのデータ スナップショット
スケジュールや手動によるスナップショットで共有ファイルを保護し、共有データが変更あるいは改竄された場合は組織のフォルダとファイルをバックアップ バージョンから復元します。
読み取り専用のドメイン コントローラーをサポート
一時的、二次的、または安全性の低い場所において、Synology Directory Server または Windows AD Server を管理者機能を使用せずにより低い特権で拡張し、機密性の高いログイン認証を最小限に維持します。
より効率的な監視と管理
より多くの情報を指定のDSMアカウントに集約し、システムのプロセスとステータスをより効率的に把握します。
人気パッケージのアップデート
- Active Backup for Business 2.3.0
- Synology MailPlus Server 2.3.2
- Synology Drive 3.1.0
- Active Insight 1.4.0
セキュリティの観点からもなるべく早期のアップデートをお勧めします。
なお、アップデートには約10-15分ほどかかります。
また、構築環境によっては、アップデート前に確認が必要な場合もございます。