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EOLを乗り越える リフト&シフト(3)

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Solaris 11 へのマイグレーションという選択」

Solaris 11 は、技術的には OpenSolaris プロジェクトの流れを組みます。
OpenSolaris は Debian Linuxの創設者である Ian Murdock がサンマイクロシステムズ社に在席中に関わったプロジェクトであり、結果的に彼はSolaris 11 を Linux と違わないような利用感にすることに成功しています。

Solaris 11 は Solaris 10 と互換性を持ちながらも、ミドルウェア等、Linux の数々のディストリビューションで好まれる GNU 由来のものに置き換わっており、使用感も Linux の様々なディストリビューションと良く似ています。

実際に、Ian Murdock は、「OpenSolarisは Linux の一つのディストリビューションのように見えるだろう」という言葉を残しています。
これはとても大きな意味を持つと思います。

 仮に、現時点で社内にある Solaris SPARC のシステムがブラックボックス化していても、Solaris 11.4 にアップデートができれば、「Solaris だから」起きるオペレーション技術問題は、ほとんど払拭できるのです。

SPARC の持つ独自ハードウェア技術は、クラウドへの移設で回避することができ、Solaris 11.4 にすることで Linux の 1 つのディストリビューションのように操作ができるようになります。
Linux とあまり変わらないミドルウェアをもち、Linux のアプリケーションと同じようにマイクロサービス化もでき、元来 Solaris コンテナ技術も持つため、モダナイゼーションも可能となるわけです。

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