前回に続き、Synology Driveと各種クラウドサービスのウェブおよびモバイルアプリとの機能比較を記載します
Synology Driveと各種クラウドサービス、ウェブおよびモバイルアプリとの機能比較
- ファイルのバージョン管理は、32バージョンですが、保持期間の設定はないため、十分なスペックです。
- また、設定せずに、ごみ箱が自動削除されることはないので、履歴消失のリスクも減ります。
- ファイルの共有については、セキュリティ対策も必要ですが、Synology Driveは、下図の様に、パスワードの他、権限の設定、有効期限の設定など、万全です。
- アプリケーションでのリアルタイム共同編集では、Synology Driveは、DropboxやBOX同様、追加のOFFICEアプリが必要です。
WEBでの編集の場合には、無償のSynology Officeがご利用いただけます。
モバイルの場合には、Offece 365アプリが必要です。iOS・Androidともに無料でDLできますが、APP内課金があります。
一番のメリットはコストパフォーマンス
ここまで比べてきて、Synology Driveは、メジャーなクラウドサービスと遜色ないことがお分かりいただけたかと思います。
しかし、一番のメリットは、Synology Driveの場合は、Synology NASを購入すれば、無償でご利用いただける点です。
例えば、Dropbox Businessは、月額2,000円~(xユーザ数)、BOXは月額1,800円~(xユーザ数)と、月々の利用料金かかります。
(2021年12月現在)
Synology Driveの利用であれば、登録したユーザ分、無料でご利用いただけます。しかも大切なデータを「外に」預けることもありません。
データを手元に置きながら、コストパフォーマンスにも優れた、Synologyでのファイル共有は、SMBにとっては、大きなメリットがあります。